楮(こうぞ)の刈り取りを行いました

玉川中学校では、卒業証書のための和紙を自分たちで漉いています。

2年前からは、その材料となる楮(こうぞ)を校庭の南側で育て始めました。今日は、2年生が楮の刈り取りを行いました。いつもお世話になっている谷野さんのご指導のもと、見事に成長した楮を一本一本丁寧に刈り取りました。3年生が2年前に植えたものに加え、昨年4月に2年生が植えたものを合わせて26㎏にもなりました。これから幾つかの工程を経て、10月に卒業証書を漉くための材料となって戻ってきます。

谷野さんの運営する【ときがわブランディング工房 手漉き和紙たにの】では、1月21日(土)に『楮かしき』を行うそうです。『楮かしき』とは、和紙づくりの最初の作業で、刈り取った楮の枝を蒸して皮を剥ぎ取る作業のことです。もちろん、今日、玉中生が刈り取った枝も一緒に蒸されます。

かつて、和紙づくりが盛んに行われていた地域では、この『楮かしき』が冬の風物詩だったそうです。

興味のある人は、ぜひ、谷野さんの工房を訪れて『楮かしき』を体験してみてください。